保育原理 ―子どもの保育の基本理論の理解

著者
岡田耕一 編著 寺田博行・菊地一晴 著
版型・頁
B5判 186頁(2019/05/24)
ISBN
978-4-89347-330-1
価格
2,090 円(税込) (税別1,900円)
数 量

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概要

子どもの保育の基本理論について、新しい保育士養成課程「保育原理」に基づいて編集したテキスト。

子どもの保育の基本理論について、わかりやすく編集しました。本書の特徴(編集方針)として、次の4つをあげられます。「保育者になるために、何を学習するかを明確に示している」「保育所実習や幼稚園実習で役に立つテキスト」「保育所保育指針、幼稚園教育要領などの言葉を取り入れている」「保育所、幼稚園、幼保連携型認定こども園の保育・教育を取り上げている」。各章の冒頭には、この章で学ぶことを明示し、その内容に沿って解説が進んでいきます。そして、各章の章末には、振り返りのための小テストがあり、学んだことについて定着を図ることができます。これから保育者を目指す初学者に最適な「保育原理」のテキストです。

主要目次

第1章 保育について
 1 保育の理念
 2 子どものための保育(子どもの最善の利益と保育)
 3 保育所と保育士の社会的役割と責任
第2章 子どもと保育に関する法令
 1 子ども家庭福祉における保育と関係法令
 2 子ども・子育て支援新制度
第3章 保育所について学ぶ
 1 保育所保育指針の改定─新しい保育の始まり
 2 保育所保育指針とはなにか
 3 保育所の目的と役割
 4 保育所保育の目標
 5 保育における養護、育みたい資質・能力、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿
 6 保育に関わるねらい及び内容
 7 乳児保育に関わるねらい及び内容
 8 1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容6
 9 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容
 10 保育所と小学校との連携の強化
第4章 幼稚園について学ぶ
 1 幼稚園教育要領の変遷
 2 幼稚園教育要領と幼稚園教育
 3 幼稚園教育の目的、目標
 4 幼稚園教育の基本─保育方法の基本原理
 5 幼稚園教育において育みたい資質・能力
 6 幼稚園教育のねらいと内容
第5章 幼保連携型認定こども園について学ぶ
 1 幼保連携型認定こども園の目的
 2 幼保連携型認定こども園の目標
 3 幼保連携型認定こども園の内容
 4 教育と保育を一体的に行う幼保連携型認定こども園の教育・保育とは
 5 幼保連携型認定こども園の子育て支援
第6章 保育所保育の方法
 1 環境を通して行う保育の必要性
 2 保育所保育指針に示された「環境を通しての保育」
 3 保育所保育の方法
第7章 保育の計画と評価 89
 1 保育の計画
 2 保育の過程─計画、実践、評価、改善
 3 学びを実習につなげる─部分実習指導案の作成
第8章 子どもの理解に基づく保育
 1 子どもの発達過程の理解と保育
 2 個人差に応じた保育
 3 観察と記録に基づく子ども理解
第9章 地域社会で行う子育ての支援
 1 保育所における子育て支援
 2 幼稚園における子育て支援
 3 幼稚園、保育所、幼保連携型認定こども園以外の施設で行われる子育て支援
 4 地域の人たちによる子育て支援
 5 学生にできる子育て支援
第10章 障害児を受け入れる保育
 1 障害児保育について(障害の理解)
 2 保育現場における障害児保育の実際
 3 保護者及び関係機関との連携
 4 特別な配慮が必要となる子ども
第11章 保育の歴史
 1 幼稚園の歴史
 2 保育所の歴史(明治時代~終戦まで)
 3 幼児教育・保育をめぐる動向─認定こども園設立までの経緯を中心として
 4 欧米の教育・保育思想
第12章 日本の保育の現状
 1 子ども・子育て支援新制度の誕生─社会全体で子育てを支援する
 2 幼保一元化に向けて
 3 保育所職員の資質・専門性の向上を目指す
 4 保育・育児における情報機器の利用
索引