幼稚園教諭養成課程をどう構成するか ―モデルカリキュラムに基づいた提案―
- 著者
- 無藤隆 代表 保育教諭養成課程研究会 編著
- 版型・頁
- B5判 164頁(2017/11/27)
- ISBN
- 978-4-89347-271-7
- 価格
- 1,760 円(税込) (税別1,600円)
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概要
教職課程コアカリキュラム対応! これからの幼稚園教諭養成課程構成の道筋を照らす1冊
幼稚園教諭養成課程のモデルカリキュラムについては、「領域の専門的事項と指導法」および「幼児理解の理論及び方法」について作成したわけですが、それは教職課程コアカリキュラムに準じた意図をもち、養成校における授業実践事例とともに、今回の教職課程の改訂の趣旨、また幼稚園教育要領の改訂を踏まえて検討しました。
文部科学省の委託事業を保育教諭養成課程研究会が受け、そこで検討し、公表にいたり、また本書の解説へと至っています。したがって、新しい幼稚園教育要領の趣旨を踏まえ、教職課程の編成に当たり参考にする指針となる教職課程コアカリキュラムの趣旨に沿って、5領域の教育内容を着実に実践していく幼児期の学校教育を担う専門家としての幼稚園教諭の資質・能力の育成に向けて、このモデルカリキュラムを開発したのです。それを通して、新たな幼稚園教諭の養成の在り方を提案いたしました。
(本書「はじめに」より要約)
主要目次
第1部 コア・モデルカリキュラムの総論
1章 教職課程認定基準の改正の概要
§1 新しい教職課程の背景
§2 科目区分の大括り化(法律事項)と履修内容の充実(省令事項)
§3 「領域及び保育内容の指導法に関する科目」の創設
§4 「領域に関する専門的事項」への変更
§5 再課程認定の準備
2章 教職課程コアカリキュラム策定の経緯と意義
Q1:なぜ、教職課程コアカリキュラムが策定されたか?
Q2:教職課程コアカリキュラムの構成と内容は?
Q3:全体目標・一般目標・到達目標の関係は?
Q4:各大学等の教職課程と教職課程コアカリキュラムとの関係は?
Q5:「領域及び保育内容の指導法に関する科目」16単位(あるいは12単位)の考え方は?
Q6:「教育の基礎的理解に関する科目」の考え方は?
Q7:教職課程コアカリキュラム「保育内容の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。)」の考え方は?
Q8:教職課程コアカリキュラム「幼児理解の理論及び方法」の考え方は?
Q9:シラバスと教職課程コアカリキュラムの関係は?
Q10:これから教職課程コアカリキュラムはどのように活用されるのか?
資料:文部科学省「教職課程再課程認定等説明会質問回答集」(平成29年8月28日版)抜粋
3章 モデルカリキュラム作成の意義とシラバス作成
Q1:教職課程コアカリキュラムとモデルカリキュラムの違いは?
Q2:モデルカリキュラムはどう活用したらよいか?
Q3:シラバス作成時の留意事項は?
Q4:高等教育におけるアクティブ・ラーニングとは?
Q5:幼稚園教諭養成におけるICT活用とは
Q6:授業モデルはどう活用したらよいか?
Q7:幼小の接続を意識した保育内容を取り上げる際の視点は?
Q8:授業をオムニバスで進める時にはどうしたらよいか?
Q9:保育内容についてこれからの授業担当者に求められることは?
資料:教職課程編成に当たっての養成校における配慮事項
4章 「領域に関する専門的事項」のモデルカリキュラムの考え方
幼児と健康
幼児と人間関係
幼児と環境
幼児と言葉
幼児と表現A
幼児と表現B
5章 「保育内容の指導法」のモデルカリキュラムの考え方
保育内容「健康」の指導法
保育内容「人間関係」の指導法
保育内容「環境」の指導法
保育内容「言葉」の指導法
保育内容「表現A」の指導法
保育内容「表現B」の指導法
保育内容総論
6章 「幼児理解の理論及び方法」のモデルカリキュラムの考え方
幼児理解の理論及び方法
第2部 FD(ファカルティ・ディベロプメント)/授業づくりのヒント
1.幼児と健康
2.幼児と人間関係
3.幼児と環境
4.幼児と言葉
5.幼児と表現A
6.幼児と表現B
7.保育内容「健康」の指導法
8.保育内容「人間関係」の指導法
9.保育内容「環境」の指導法
10.保育内容「言葉」の指導法
11.保育内容「表現A」の指導法
12.保育内容「表現B」の指導法
13.保育内容総論
14.幼児理解の理論及び方法
第3部 資料編
1章 「領域に関する専門的事項」のモデルカリキュラム
2章 「保育内容の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。)」の教育課程コアカリキュラム
3章 「保育内容の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。)」のモデルカリキュラム
4章 「幼児理解の理論及び方法」の教職課程コアカリキュラム
5章 「幼児理解の理論及び方法」のモデルカリキュラム