保育内容「環境」 あなたならどうしますか?〈第2版〉

著者
酒井幸子・守 巧 編著 岡澤陽子・杉本裕子・平野麻衣子・松山洋平・山下文一 著
版型・頁
B5判 233頁+記録表6頁(2018/12/19)
ISBN
978-4-89347-236-6
価格
2,090 円(税込) (税別1,900円)
数 量

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概要

豊富な事例と問いかけで主体的な学びを引き出す一冊!

「子どもの生活は連続するものであり、一つの環境を用意でき、子どもがその場限りで楽しみ経験したとしてもそれだけでは不十分である。その経験をさらに先の子どもの生活、経験につなげていく環境について考えていく力も求められる。そのために保育者は、子どもの主体性を引き出すために保育者自身も常に主体性をもって自ら学び続けなければならない。」(前書きより)
そこで本書においては、近年の保育事情を踏まえて保育における「環境」について、まず第1~3章で知識・理論解説を行っている。そして第4~11章では、子どもを取り巻くさまざまな環境を分類し、102の事例を基に読者にさまざまな視点で問いかけ、わかりやすく解説を行っている。加えて章末には、ロールプレイ・ワークショップ・ディベートと3タイプの演習ワークを掲載することで、読者に主体的な思考を促し、この先に求められる「深い学び」を得られるテキストとしている。

主要目次

第1章 保育と「環境」
 1節 教育・保育における「環境」
 2節 子どもの育ちと「環境」との関わり
第2章 領域「環境」とは
 1節 生きる力の基礎を育む「環境」
 2節 領域「環境」のねらいと内容
第3章 子どもの育ちと領域「環境」
 1節 環境を構成する
 2節 子どもの発達と環境
第4章 子どもを取り巻く人的環境
 1節 子どもと園で働く人々
 2節 子ども同士の関わり
 3節 子どもと家庭
 4節 子どもと地域の人々
 ◆演習ワーク1 ロールプレイ1「探究心を意欲につなげる」
第5章 子どもを取り巻く物的環境
 1節 遊びにおける物
 2節 生活における道具
 3節 物の性質と仕組み
 4節 数量や図形
 5節 文字・標識に対する感覚
 6節 大切な物
 ◆演習ワーク2 ワークショップ1「設計図を描いてみよう」
第6章 子どもを取り巻く社会的環境
 1節 園の働き
 2節 地域社会の働き
 3節 関係機関の働き
 ◆演習ワーク3 ロールプレイ2「社会的環境の理解へ導く」
第7章 子どもを取り巻く自然環境
 1節 子どもと季節
 2節 子どもの植物
 3節 子どもと動物
 4節 子どもと身近な自然
 ◆演習ワーク4 ディベート1「遠足の行き先は?」
第8章 子どもの生きる力を育む環境
 1節 自立する心を育む環境
 2節 好奇心・探究心を育む環境
 3節 思考する心・探究する心を育む環境
 4節 表現する心を育む環境
 5節 道徳心を育む環境
 ◆演習ワーク5 ワークショップ2「子どもの気持ちになって遊ぼう」
 ◆演習ワーク6 ディベート2「子どもに与えたい絵本は?」
第9章 子どもの守り育てる環境
 1節 生命の保持
 2節 情緒の安定
 ◆演習ワーク7 ロールプレイ3「自発的な予防活動を促す」
第10章 気になる子どもと環境
 1節 気になる子ども
 2節 障害のある子ども
 3節 子どもと多文化
 ◆演習ワーク8 ワークショップ3「ユニバーサルデザイン」
第11章 環境を通した教育・保育の現在の課題
 1節 子どもを取り巻く社会環境による課題
 2節 子どもを取り巻く保育環境による課題
 ◆演習ワーク9 ディベート3「子どもに積ませたい経験は?」